- 2023年第4四半期において、中国人観光客数はコロナ禍前の半分以下にとどまるが、訪日外国人観光客総数は2019年同期を上回っており、更なる成長の余地を示している。
- ADRとRevPAR指標は2019年比を上回ったが、稼働率の回復は遅れている。
- ホテルの供給は2015年以来の最低水準と予想されており、その大半は経済的ホテルで構成されている。
- 訪日外国人観光客一人当たりの平均消費額は、円安も手伝って顕著に増加した。円高によって消費水準が落ち込む可能性もあるが、国内のサービスや施設の改善を受け、一定の消費水準の維持ができるだろう。
- 2023年のホテル投資額は過去20年間で最高額に達し、海外投資家の取得意欲が顕著であった。
- 2023年に発表された多くの大型取引において、高級ホテルが目立っている。高額消費の観光客誘致を目指していることを踏まえると、一層注目が高まることが予想される。
- 労働力不足は緩やかではあるが改善を続けている。また、労働力不足はホテルの供給計画にも影響を与える可能性がある。
労働力不足は続くものの、ホテルの各指標は最高値を更新
ホテル市場は過去最高のADRを記録し、ラグジュアリーホテルは高額消費の訪日外国人観光客増加により活況を呈している。しかし、労働力不足は根強く、特にフルサービス ホテルにおいて、更なる改善は緩やかなものとなりそうだ。だが、ホテルの新規供給、とりわけ高級ホテルの供給は限られており、ハイエンドセグメントの見通しは明るいだろう。
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