- ワクチン接種率の上昇は、緩慢かもしれないが、海外旅行需要を増加させるだろう。
- 訪日観光需要の回復過程は複数の当事者が関与しており、複雑なものとなるだろう。
- 訪日観光業の回復の一方で、オーバーツーリズムの問題は未解決であり、今後は量より質を追及することになるかもしれない。
- 旅行需要の初期における回復には、繰延需要、超過貯蓄、政府の支援により、国内観光客需要が貢献するだろう。
- 新しい働き方やオンライン会議の浸透から出張需要は完全には回復しない可能性がある。
- 宿泊需要の回復が急激な場合、従業員の再雇用が困難なため、運営上の制約に悩まされるホテルがあるだろう。
- 多くの投資家が観光業の回復の果実を得るため、投資機会に注目している。
回復を切望するホテル市場
ワクチン接種が進み、旅行需要の回復が現実となる日が近づいている。そうはいうものの、海外旅行の再開には、複雑で不確実な面も多く、正常化への道程は平坦とはならないと思われる。一方で、準備万全の市場参加者にとっては魅力的な投資機会となるだろう。
グラフ 2 | 日本及び世界におけるワクチン接種率(2021年1月~2021年7月)
グラフ 6 | ホテル業界における資金、有効求人倍率、2015年上半期~2021年上半期
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